こんにちは!ソライエの佐伯です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

家づくりをご検討のお客様のほとんどが土地を探していらっしゃいます。

高台から見下ろす景色を楽しむもよし、窓いっぱいに広がる自然の景色を楽しむもよし

選んだ土地の良さを最大限に活かした家づくりで魅力的な住まいを実現しましょう。

そこで今回は、【借景で暮らしに彩を】の「前編」として

高台の家

についてご紹介いたします。

みなさまは高台の家というと、どんな暮らしをイメージしますか?

「夜景がきれいに見える」「坂道は実際大変?」など、一長一短に感じるかと思います。

そんな高台の家に家を建てるメリット・デメリットについてご紹介いたします。

高台の眺望がいい土地を購入して家づくりをしたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

高台に家を建てるメリットとは?

眺望がいい

視界を遮るものがない高台の家は、お気に入りの景色を室内から見渡せます。

外からの視線も、平地に比べて気になりません。ですから高台の家は、眺望を利用した開放的な空間がつくれます。海沿いであれば、窓から海や港を見渡した生活を送れることでしょう。

屋外に接する面に大きめな窓やテラスを設ければ、高台からの景色を生活に取り込めて開放的な気分を味わえます。屋内で景色や夜景を楽しめるため、開放的でリラックスできる住宅が実現します。

(特に高台に分譲地一帯は「第一低層住宅用地」に指定されていることが多く、隣地に高い建物が建つ心配はありません。)

風通し・日当たりがいい

高台は平地よりも風通しがよく、熱がこもりにくいため夏は涼しく過ごせます。これは建物が密集していないこと、標高100m上がるごとに気温が0.65度下がる「気温減率」が影響しています。十分に風を取り込む設計にすれば「ヒートアイランド現象」の緩和にもつながり、寝心地の良い家になることでしょう。

災害時にも安心

高台の家だと津波や河川の氾濫を心配する必要はありません。また、大雨であっても完遂する可能性が低いため、水害に強いといえます。日本は災害が多い国であり、その大半は台風や豪雨などの水害です。つまり、高台に家を建てれば災害のリスクを下げるといっても過言ではありません。

東日本大震災のあと高台が注目を集めたのはこれが理由です。

なお、一部の高台の土地は価格が安い場合があり、これもメリットと言えるかもしれません。ただし、高台の土地が安くなっているのは、それなりの理由があるからです。必ずしもお買い得と言えませんので、注意が必要です。

周辺の環境がいい

多くの高台は幹線道や商業地から離れているケースが多く、そこでクラス住人しか出入りしません。その結果、車や町も騒音が少なく住環境が良好です。「建築協定」と呼ばれるルールをつくり、良好な住環境維持に努めている地域もあります。そのような地域では、住宅の低層化や周辺緑地との調和が計られていて、静で落ち着いた雰囲気の中で過ごしたい、子育てしたい方に人気です。

日差しを遮る心配がない

高台の家は、プライベートを確保しながら日差しを遮らないメリットがあります。

特に南向きなら工夫次第でどの部屋にも日差しを取り入れられ、夜以外は照明がいらないなんてことも。一般的に、平地の南向きは日差しを取り込んでも外部からの視線に対策を施さなければいけません、しかし高台の家だと外の視線も気にせず日差しを取り込めるため、時間や場所にかかわらず明るい家になります。

高台に家を建てるデメリットとは?

坂道が多いので生活が大変

高台の家に帰る際には、必ず坂道を登らなくてはいけません。

坂道が急な場合には、通勤通学の帰り道、買い物の帰りには荷物を持って、保育園の送迎で小さな子供を連れてなど日常が大変な場合があります。年齢を重ねて足腰が弱くなると負担も大きく感じる場合もあります。

車移動や、電動自転車での移動など工夫が必要です。近年食材など配達してくれるサービスもあるので、年齢を重ねた場合でもお買い物で不便と感じることも少なくなるのではないかとも思いますが、解決策を考えておくことをおすすめします。

交通アクセスが悪い傾向がある

高台にある家や高台の住宅地は、電車や駅・バス停まで行くのに坂道の上り下りが必要なことが多いです。

また、商業施設や学校、病院などの施設も高台を下ったエリアにあることが多いです。

バイクや車移動が可能であれば不便さや大変さは解消されますが、雪が降る地域では坂道運転に注意が必要です。

また、高台へ通じるルートは限られていることが多く、通勤・通学の時間帯の道路が混雑してしまう可能性もあります。

住宅地に適したエリアか確認が必要

①高台は安定した地盤が多いですが、中には住宅地には不向きのエリアもあるので注意!

例えば、崖の高低差が一定以上ある地域は、「急傾斜地崩壊危険区域「土砂災害警戒区域」「土砂災害特別警戒区域」などの特別区域に指定されています。

これらの地域は、がけ崩れや地滑り、土砂崩れなどの危険があるとされています。

特別区域に指定されているかどうかは、ハザードマップなどをチェックするほか、不動産会社に問い合わせても確認できます。

もし、特別区域にあることが分かったうえでこれらの地域に住むなら、あらかじめ避難経路を確認・把握し、災害が起きたら早めに避難するなどの対策が必要です。

切土・盛土・切盛土地盤には注意が必要!

よく高台の見晴らしがいい場所に住宅が建っていることがあります。このような場所では、

山を切り崩した「切土」と、斜面を土砂で埋めた「盛土」とこの二つが混在した「切盛土」地盤があります。

「切土」地盤は、もともとの地盤(地山)で、硬い地盤であることがほとんどです。

「盛土」地盤は、斜面を切って埋める「腹付け型」とそもそも低い土地を埋める「谷埋め型」と大きくまとめて2種類あります。埋める土砂の種類、固める際の転圧器など十分注意しないと安定した地盤になりません。通常、盛土後5年以上経過しないと安定した地盤にならないこともありますので、自然災害にも注意しなくてはなりません。

平地でも同様ですが、このような地形や地盤でも、地盤調査をしっかりしたうえで、地盤対策が必要になります。

高台の家の暮らしは、眺望が良い、風通しや日当たりが良い、自然が豊富、災害に強いといったメリットがあります。
眺望がよく開放的な住まいをお求めの方にぴったり!

以上のように、さまざまな理由から高台の土地に自宅を建てる人が増えてきています。眺望や自然の豊かさから避暑地として別荘などで人気だった高台の土地ですが、最近は「一生住み続ける家」として人気が出てきています。高台の土地ならではのメリット・デメリットをよく理解した上で、どこにどのような家を建てるか考えてみてくださいね。

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