こんにちは、ソライエの佐伯です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

日本家屋では昔から取り入れられていた土間ですが、最近では新築住宅にも取り入れる方が多く、おしゃれな空間になると人気があります。

そこで今回は、土間はどんな場所につくれるのか、その素材やお手入れ方法などをご紹介します。

土間ってどんな場所?

土間とは、床板を張らず、土足で過ごすことができる空間のことです。
土間の表面はひんやりとしているため、夏場は涼しく感じることもできます。
冬は床暖房や薪ストーブなどを使えば、熱が蓄えられ、家の中がぽかぽか暖かい状態をキープしてくれます。
また、お掃除も簡単で、普段なら掃き掃除をするだけでOKです。
もしも汚れが気になる場合は、素材によってごしごし洗ったり、水拭きしたりすることで汚れを落とすことができます。

このように手入れがしやすく、快適な空間をもたらす土間は、昔の日本家屋では、農具の手入れをしたり、炊事をしたりするスペースとして使っていたほか、ご近所さんや友人とのおしゃべりや交流を楽しむ場所でもありました。

一方、最近の家づくりでは、玄関やシューズクロークに土間を設けることが多いです。

玄関以外の場所では、キッチンやリビングの床などのほかに、室内と庭やテラスをゆるくつなげ、家族や友人らとバーベーキューを楽しんだり、お子様やペットの遊び場に活用したりするなど、多目的スペースやアウトドアリビングの用途で取り入れることもあります。

土間の施工場所

土間の施工場所で人気が高いのは、玄関やシューズクロークですが、そのほかにもいろいろな場所に施工することが可能です。

  • 玄関
  • シューズクローク
  • リビング
  • インナーテラス
  • アウトドア用品などを置く場所(収納スペース)
  • バイクや自転車などをメンテナンスしたり、DIYをしたりする場所(テラス)
  • 薪ストーブ置き場
  • ガレージ(駐車場)
  • アプローチ(外構) etc

土間に使われる主な素材

主な土間の素材は6種類です。

素材によって特徴も違えば、仕上がりの雰囲気も変わってきます。

特徴をしっかりつかんで、ベストな土間材を選んでくださいね。

種類特徴
モルタルセメントに水と砂を配合して混ぜ合わせたもの。柔軟性があるのでいろいろな場所に使われ、シンプルな仕上がりが人気。ただし、クラック(ひび割れ)が出るので、気になる方は別の素材を選ぶのが◎
コンクリ―ト      モルタルに粗骨材を加えて強度を高めたもの。主に家の基礎や駐車場に使われる。モルタル同様、クラック(ひび割れ)が入るので、気になる方は別の素材を選ぶのが◎
洗い出し昔から使われていた技法で、モルタルに砂利などを混ぜ、石が見えるように仕上げたもの。現在では大きさや色など様々な石を混ぜ込むことで現在の家の雰囲気にも合わせることが可能。
三和土(たたき)洗い出し同様、古くからある仕上げの1つ。赤土・砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗ってたたき固めたもので、玄関の床の仕上げ材として使われていた。
タイルカラーや大きさ、機能などのバリエーションが豊富。 耐久性が高く、変色や変質などがしにくく、水洗いができるのでメンテナンスがしやすい。 モルタルやコンクリートに比べると費用は高めだが、価格の幅が広いのでリーズナブルに施工することが可能。
天然石耐久性に優れ、高級感のある仕上がりになるものの、塗れると滑りやすくなるので、滑り止め塗装などが必要。費用は高め。

土間のお手入れ方法

土間のお手入れ方法は、床材によっても違います。

ここでは、代表的な素材のお手入れ方法をご紹介します。

モルタル

モルタルの床の場合、ほうきや掃除機で土間の砂ぼこりやゴミを取り除きます。

もしも汚れひどいようでしたら、ホコリを取り除いた後に水をまいてデッキブラシやたわしなどでごしごしと汚れを落とし、最後に水を流せば、キレイになります。

タイル

タイルの床の場合、乾いた布やモップ、固く絞った雑巾で拭き掃除をしましょう。

ツルツルしたタイルであれば、拭き掃除でだいたいの汚れは落ちますが、汚れがひどい場合は、水に濡らしたメラミンスポンジで軽くこするのもおすすめです。

ザラザラとしたタイルであれば、モルタル同様、デッキブラシやたわしでごしごしこすって汚れを落としましょう。その際、最後は水でしっかり洗い流しましょう。

天然石

天然性の床の場合、水を使ってごしごし掃除するとシミや傷ができる可能性がありますので、固く絞った雑巾で拭き掃除をするのがおすすめです。

水拭きも可能ですが、水に弱い性質なため、すぐに水分をふき取るようにしましょう。

今回は、土間についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

気になった方はお気軽にご相談ください。

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