こんにちは、ソライエの佐伯です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
外よりお家の中の方が寒いという声をよく耳にします。
「暖かい住まいで、家族とゆったり冬を過ごしたい」と思いながらも「暖房をつけると乾燥してしまう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、「暖かいお家づくりのポイント」と「乾燥対策」についてご紹介します
お部屋の乾燥で考えられるリスクとは?
1.風邪を引きやすくなる
口やのどの粘膜が乾燥することで、身体の防御機能は低下します。
また、ウイルスの働きが活発化する原因の一つが乾燥です。具体的には、湿度が40%以下になるとウイルスが空気中を浮遊しやすくなると言われています。
2.脱水症状を起こしやすくなる
寒い冬は夏に比べて、のどの渇きを感じづらく、無自覚のまま脱水症状が進んでしまう恐れがあります。
また、空気が乾燥することで、肌や髪のトラブルも増加します。
肌の水分量が10%以下になると、荒れたり痒みが起こったりする可能性があります。
小さいお子様がいるご家庭では、お肌の乾燥はとても気になりますよね。
3.静電気が発生しやすくなる
空気が乾燥すると、いろんな物体の表面が乾き、電気を帯電しやすくなります。
そのため身体が物体に触れたときに静電気が発生します。
ぱちっ!という痛みだけでなく、給油の際に火災の原因になるといった大きなリスクが隠れているため注意が必要です。
こうしたリスクからご家族を守るために、「乾燥対策と暖かい家づくり」に必要なことについて整理してみようと思います。
冬でも暖かさを保つ乾燥対策な家づくりのポイント
暖かいお家にするための代表的なポイントは「断熱」と「気密」です。
断熱性能を高めるポイント
窓 | 複層ガラスや内窓を設ける |
壁 | 断熱塗装を用いて外壁を塗装する、壁の内側に断熱材を敷き詰める |
天井 | 断熱材を天井の骨組みの間に敷く。綿状の断熱材を吹き込んでいく |
床 | 床に断熱材を追加する |
こちらの方法があげられます。
断熱性を高めることでのメリットは、
・光熱費を節約できる
・環境に優しい
・ヒートショック防止につながる
・住宅が長持ちする
また、高断熱にすると乾燥するという記事をよく目にします。
高断熱かどうかは空気の乾燥自体に影響はありません。夏であれば外気の暑さ、冬であれば外気の寒さの影響スピードをどれだけ遅くできるかというのが断熱だからです。
【冬場の乾燥を防ぐのは、気密性】と覚えておきましょう!
気密性を高めるポイント
1.気密性を高める処理をする
気密性が低下する場所(コンセントまわり、設備配管まわり、部材同士が交差する接合など)を気密テープや気密シート、気密パッキンを使い気密性を高める処理をします。
2.気密性を高められる設備を使う
住宅の間取りを検討するときは、片開き窓や開閉できないFIX窓などを使い、気密性を高める工夫をします。窓だけではなく、樹脂サッシや気密性の高いドアなどほかの設備にもこだわると良いでしょう。
3.気密性の高い施工をする
気密性の高い部材や設備を採用しても、施工力がなければ隙間がうまれます。気密性の重要度を理解し、高い技術力と丁寧な施工力を持ち合わせている工務店やハウスメーカーを選択することが大切です。施工は住宅が完成すると見えない部分なので、施工見学会などを利用して、ご自身の目で確認しておくと安心です。
空気の水分量は温度が低いほど少なく、高いほど多く保てるようになります。
冬の空気は冷たいため、空気中に含まれる水分量がそもそも少ないのが特徴とも言えます。その空気を室内で快適な温度に温めると、湿度が下がりさらに乾燥してしまう仕組みです。せっかく温めた室内が、気密性が低い場合は隙間から乾燥した外気が入ってくるため、部屋の中が乾燥しやすくなります。一方、気密性の高い住宅であれば無駄な隙間が最小限に抑えられ、加湿した空気を保ちやすくなります。
その他に「乾燥対策」は何があるの?
1.無垢の素材を使う
無垢の素材は、調湿効果があります。
調湿効果とは、周囲の湿度が高い時には湿度を取り込み、逆に周囲の湿度が低い時には湿気を空気中に放出することで、空間の湿度を調節する効果のことです。この効果によって無垢の素材の部屋は、梅雨や夏場のじめじめとした時期の不快が軽減され、秋から冬にかけての乾燥する時期には適度な湿度を保つことができます。
2.漆喰を使う
漆喰も無垢素材と同様に、空気中の湿気を吸収したり放出したりする性質があります。
お部屋の湿度を一定に保つことができるため、カビやダニの発生を抑えたり、健康的な室内環境を保つことができます。
また、防火性・耐久性・美観性にも優れているため、性能は保ちつつかっこよく仕上げたい!という方におすすめです。
3.観葉植物を置く
植物の葉には、酸素を出す働きだけでなく水分を出す「蒸散」の働きもあります。
根から吸い上げた水を派の気孔から水蒸気として出し、自らまわりの湿度を調整しているのです。
これによって、植物だけではなく人間にとっても快適な50%~60%の湿度が保たれるとされています。
また、空気中の二酸化炭素を取り込む時には、ホルムアルデヒドやトルエンなどの有害物質も一緒に吸収・分解されるため空気清浄の効果もあります。
今回は、冬に向けて「暖かい家づくり」と「乾燥対策」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
春・夏・秋・冬暮らし方に変化の出る日本で、どの季節も暮らしやすい住まいをソライエはご提案しております。
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