こんにちは!ソライエの佐伯です。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

みなさんは「リフォーム」と「リノベーション」の違いをご存じでしょうか?

私は正直にいうと、リフォームをかっこいい言い方にしたらリノベーション!ということだと思っておりました。でも、私と同じく思っていた方も少なくないはず!

そう信じて今回は、似たような意味を持つ言葉のように感じますが、両者の違いとは具体的に何なのか。
混同されやすい「リフォーム」と「リノベーション」の違いや、メリット・デメリットをご紹介してします。

リフォームとは

老朽化した建築物を新築に近い状態に戻すことを指します。

具体的には…
・クロスや床の張替えなどの小規模な工事や、設備の取り換え、外壁の塗り替えなどが主な施工内容です。経年劣化によってマイナスの状態になった住宅を、新築時に近い状態に戻すような工事が行われます。

また、既存の住宅に増築したり、バリアフリー化のため手すりをつけたり、といった工事もリフォームに分類されます。

リフォームのメリット

1.工事の期間が短い・工事費用を抑えやすい

リフォームはリノベーションに比べて工事の規模が小さく表面的な工事が多いため、短期間で工事が終了する傾向があります。工事期間の目安は、トイレ交換の場合で数時間から1日程度、ユニットバス交換の場合で3~4日、畳からフローリングへの変更であれば1日程度です。

このように、リフォームは数時間から数日程度、長くても1か月で済むため、スムーズに入居が可能です。またリフォームは改修規模が小さいため、一般的にはリノベーションほど多額の費用は掛かりません。

2.完成をイメージしながらプランニングしやすい

リフォームは形を変えずに、部分的な修繕のみで新築状態へ戻す工事であるため、完成後の状態をイメージすることが容易です。

また、リノベーションのように間取りや配置の位置が変わるほどの修繕をしないことから、家具の配置や生活動線にはあまり影響することがなく、完成後の公開や失敗のリスクが小さくなるので、満足の高さにもつながります。

リフォームのデメリット

1.設計自由度が低い

リフォームの主な内容は、設備の交換や、内装の修繕などです。大きな修繕ではないため、設計の自由度はリノベーションほど高くはありません。

せっかく改修するのだからと欲を出しても、できることが限られているため、実現できない可能性があります。

2.デザイン性に制限がある

リフォームは一部分のみを変更・修繕するため、家全体の統一感がなくなってしまうことがあります。キッチン周りだけリフォームで現代風にできても、ダイニング部分は古いままなので全体的なデザインに違和感を抱くかもしれません。

既存のデザインにあわせて公示した場合でも、古い部分と新しい部分の差が気になることがあるでしょう。

3.住宅性能の向上はあまりできない

リフォームでは、間取りの変更やスケルトンリフォームなど大規模な工事をしない分、省エネ性や耐震性の向上、生活動線の改善など、現状より大幅に住宅性能を向上させることは困難です。

現在の住宅性能に不満がある場合は、部分的な工事ではなく大規模な修復工事を検討しましょう

リノベーションとは

住まい全体を一新して、以下のような大規模な工事を行います。

・性能を新築状態よりも高める

・建物に新たな付加価値を足す

というように既存の建築物に工事を加え、既存のものよりも価値を高めることを指します。

具体的には…

・建物の骨組みだけのスケルトン状態にして行う間取りの変更や、水回りの配管移動などがあります。中古住宅に大きく手を加えるときには、一般的にリノベーションに分類されます。

現在、「リフォーム」と「リノベーション」の言葉の使い分けは非常にあいまいになりつつあり、明確な線引きはされにくくなってきています。しかし「リフォーム」と「リノベーション」はそれぞれ異なるメリット・デメリットと「工事の規模」や「住まいの性能」に関する違いがあります。それでは、両者のメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

リノベーションのメリット

1.設計自由度が高い

配管や水回り設備、間取りなどに大規模な改修を行うため、地震の利便性に合わせて設計が可能です。

例えば、「子供が生まれた」「会社を辞めて独立した」「介護をすることになったなど、ライフスタイルに合わせて住居を作り変えたいのであれば、リノベーションを検討するとよいでしょう。

また、間取りや大幅な内装の変更ができるため、デザインに自分の好みを大きく反映できます。リフォームで起こりがちな、改修箇所以外の箇所にむらが生じるようなこともありません。

良い立地に低コストで住める

良い立地に低コストで住める点が、リノベーションの最大のメリットと言えるでしょう。

新築では駅近や住みたい街に家を持つことは難しい場合があります。

しかし、中古物件なら新築よりも価格が安いので、立地を重視した物件選びがしやすいです。

また、すでに開発されている駅の周りでは、駅近に新築物件が建てられる可能性はかなり低いです。しかし、中古物件なら物件数も多いので、どうしても住むエリアを譲れない方は、リノベーションで理想の住宅を手に入れるのもよいでしょう。

リノベーションのデメリット

1.物件の耐久性が不安になる恐れがある

中古物件を購入するときには、耐久性に問題がないか見定めることが大切なポイントです。

特に、現在の耐震基準法が適用された1981年6月以前に建築確認を受けている住宅は耐震性に注意が必要です。

旧耐震基準では、震度5ほどの揺れで倒壊しないように住宅を建築すると定められていました。しかし、その後に発生した大地震の際に多くの建物が倒壊したため、新耐震基準では耐えられる震度を6~7に引き上げました。旧耐震基準で建てられており、耐震性が低いと大きな耐震補強が必要になる場合もあるでしょう。

そのため、住宅の購入費は安く抑えられても工事費用が高額になってしまう恐れがあります。不安な方は、気になった物件の契約をする前に、ホームインスペクション(住宅診断)行うと安心です。

また、購入前の中古住宅を一緒に視察して、耐震性やリノベーションの内容について相談ができる工務店や建築家、リフォーム会社などもあります。ソライエでは、物件購入から工事まで一貫してサポートしております。スムーズに理想の住宅を手に入れやすいため、ぜひ相談してみてください。

2.工事費用が高くなりやすい

リフォームより工事が大規模になるため、多額の費用が必要です。フルリノベーションを希望するような場合は、さらに工事範囲が大きくなり、工事費用も高額となるでしょう。

築古物件を新築より安く購入できたとしても。修繕箇所が大規模になれば、想定以上の費用が掛かる可能性があります。リノベーションをする際は、工事費と物件購入費のバランスを考えることが大切です。

3.工事の期間が長め

リノベーションは工事の規模が大きいため、工事期間もリフォームに比べると長くなります。

フルリノベーションをする場合は、マンションなら2~3か月、戸建てなら3~4か月が目安です。物件を手に入れてからフルリノベーションをするのであれば、設計をする機関として、さらに1~2か月くらいは考えておきましょう。

また、工事期間が長いため、仮住まいの費用の準備も必要となる点は留意しましょう。

ソライエのリノベーション事例

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