こんにちは、ソライエの佐伯です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

家づくりの際、スキップフロアを取り入れたいと検索してみると、「スキップフロア後悔」や「スキップフロアはやめたほうがいい」などの口コミやブログを目にしませんか?スキップフロアをご検討の方は、不安になってしまいますよね。

ステップフロアで創り出すリビングの上質感、そして書斎などの機能的な側面もあるので、メリット・デメリットをきっちり把握したうえでご検討をしていただければと思います。

スキップフロアとは?

ドアや壁などの仕切りではなく、段差を利用して空間をつなぐことができるスキップフロア。

・中間階として一階と二階の間の空間を利用した「1.5階スペース」
・基礎空間を利用した0.5階といった床の高さをずらしたスペース

を指します。

段差を活用して様々な高さのフロアを設けられるスキップフロアは、空間を有効的に活用できる間取りとして大きな注目を集めています。
部屋同士を仕切る壁を極力使わないことで、家族間のコミュニケーションも活発になる効果が期待できますし、家には必ずある廊下が必要なくなるため、収納を増やすことができるなど活用方法は様々です。

スキップフロアの上手な使い道

書斎やファミリースペース、畳コーナーといった場所に最適

・1.5階スペースは書斎やリモートワークのスペースとして活用できます。お子様の宿題スペースとしても活用できるため、ほどよくお子様を見守ることができます。

・0.5階スペースであれば、収納スペースにしたり、お子様の遊び場にしたり。「おこもりかん」がでるため、ご家族で寛げる場として人気です。

スキップフロアにするメリット

空間が広く見える

スキップフロアを設けることで、縦のスペースを活かして限られた空間を広く使うことができます。縦のスペースを利用するため、壁や扉などの仕切りを最小限に抑えられ開放感を損なうことなく、効率的に居住スペースや収納スペースを増やせるのが魅力といえます。

スペースを活用できる

スキップフロアの床下にスペースが生じますが、そこに収納スペースや本棚として有効活用できます。高さや広さがある場合は、大きなウォークインクローゼットにすることもできるでしょう。
平屋の場合は、床から少しだけ高い位置にスペースを設けた「小上がり」を採用すると、縦の空間を活かして収納スペースを確保することもできます。

どこにいても家族の気配が感じられる

壁や扉などの仕切りを最小限にしているため、家族が異なる場所にいても視覚的につながりやすく気配を感じやすくなります。

座ったり立ち上がったりがラク!

こちらを聞いてびっくりされる方も多いのではないでしょうか。よく聞くデメリットの中に、段差が多く不便、老後が心配といった記事をよく目にします。
しかし、腰を掛ける高さのスキップフロアであれば、立ったり座ったりといった動作が簡単に行えます。関節が動かしにくくなったり、筋力が低下したりする老後は、畳や床から立ち上がるより椅子やベンチのほうが立ち上がりやすいのと同じなのです。適切な段数と高さによって老後のストレスを軽減できる可能性もあります!

スキップフロアにするデメリット

冷暖房がききづらい

壁がなく、天井が高いということは、その分広いお部屋を暖めたり、冷やしたりしなければなりません。家族が長くいる場所は特に温度調整が必要になってきます。
そこで、床暖房や床下にエアコンの風を通す設計など、
・空調設計の計画をしっかり立てる
・断熱性能、機密性能の高い家づくりにする
ことが重要です。

階段が多いと登り降りが面倒

バリアフリーとは逆行するレイアウトなため、忘れ物をしたりお子様を抱っこしたりの登り降りなど大変になります。高齢者との暮らしや足腰に不安のある方には不向きかもしれません。
空間の一部にスキップフロアを採用するなど、住み方に合わせた間取りを考えてみましょう。

お掃除がしづらい

コードレス掃除機やクイックルワイパーなどを活用して、汚れをため込まずこまめに掃除できると◎。そうはいっても難しいですよね、階段に対応したお掃除ロボットが登場しないかと待ちわびています。

まとめ

スキップフロアは、LDKにプラスアルファーの解放感を感じさせます。同一空間でありながらも、お家のデザイン・機能的かつ多用途なスペースとして人気があります。ただ、デメリットもあることから、家づくりの際はデメリットの部分を解消できるよう設計士や建築家と相談しなければなりません。
見せ方や見え方、最適に住むことができるかは設計士や建築家で左右されます。皆さんが気づけなかった細かな部分も最適に暮らせるよう設計・施工してくれる会社を選ぶことが、満足のいくスキップフロアをつくる近道といえるでしょう。

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