
こんにちは、ソライエの佐伯です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
せっかくお家を建てるなら、「おしゃれな家を建てたい」「飽きのこない家づくりにしたい」「内装や外装をこだわりたい」ですよね。
そこで今回は、そんな皆さんへ向けた「アクセントウォール」の記事となります。
アクセントウォールとは

壁の一部を異なる素材や色で設えて空間のアクセントにすることです。
多くの場合、お部屋の壁は全面同じ色や柄、特に白やベージュといったベーシックな一色でまとめられています。
壁が一色でまとめられた部屋は、空間としてもまとまりがありインテリアしやすいという特徴があります。そんなまとまりのある空間の中に、「遊び心」として取り入れるのがアクセントウォールです。
アクセントウォールのメリット

空間にメリハリがつく
アクセントウォールは、部屋の雰囲気に変化をもたらし、視覚的なポイントをつくってくれるため、メリハリのある空間を実現します。単調になりがちな空間に対して、色や素材を際立たせ、立体的や奥行きを与えます。特に、広い部屋ではアクセントウォールが効果的で、空間のゾーニングにも役立つでしょう。
色、素材、デザインの種類が多い

種類の多さもアクセントウォールの魅力といえるでしょう。壁紙やペイント、タイルなど、さまざまな素材やデザインが選べます。また、明るい色から落ち着いた色まで、多彩なカラーオプションがあり、部屋のテーマやインテリアスタイルに合わせたコーディネートが可能です。自分の個性を反映させるデザインも自由自在なので、自分にぴったりのスタイルが見つけやすいでしょう。
幅広い価格設定から選べる
使用する素材やデザインによって価格帯が幅広く、予算に合わせて選択できます。壁紙や塗料の選択によってリーズナブルに仕上げたり、上質な素材を使って高級感を出すこともできます。手軽にインテリアを変えられるため、コストパフォーマンスに優れている点もうれしいポイントです。
アクセントウォールでやりがちな失敗例 5選
アクセントウォールを取り入れたいけど、失敗は避けたいですよね…
ここでは、失敗例を5選ご紹介します。
①アクセントになっていない
本来、アクセントウォールは空間に変化を加えたり、場所を強調したりするためのものですが、ぼんやりとしたデザインを選んで単調な印象になってしまうケースは多いです。
その原因が、難しい柄や色を選ぶことへの不安から、つい無難なデザインや控えめな色を選んでしまうこと。「失敗したくない」「部屋に馴染まなかったらどうしよう」という気持ちが強くなるあまり、ベースの壁紙と似た色味やおとなしい柄に妥協してしまうのは、特に初めての方に多い失敗です。
アクセントウォールを選ぶ際には、少し冒険する気持ちが必要なのかもしれません。
②色や柄にすぐ飽きてしまった
最初は気に入って選んだデザインでも、日常生活の中で何度も目にするうちに、新鮮さが薄れ、次第に単調に感じられる場合は多いです。
特に、リビングや寝室といった長時間過ごす部屋なら、なおさら飽きる傾向は強いです。アクセントウォールに対して飽きを防ぐには、貼る場所を工夫するのも一つの方法です。リビングのように家族全員が長時間滞在する場所よりも、トイレや収納スペースなど短時間しか目にしない場所に取り入れると、新鮮な印象を保ちやすくなります。
③部屋全体が暗い雰囲気になった
落ち着いた雰囲気やモダンな空間を目指してダークカラーを選ぶ場合も多いですが、家具選びや採光性によっては、部屋全体が重苦しい印象になってしまうことがあります。家具や家電は基本的にダークトーンのものが多いので、全体的に濃い色のクロスを選ぶと同調しすぎて重いトーンが際立つことになります。
また、部屋の広さや天井の高さも影響します。広さがあまりなかったり、天井が低いところに、ダークカラーのクロスを加えると、空間に閉塞感を持ちやすくなります。そのため、トイレや玄関など元々あまり広さがない場所には、あまりおすすめできません。
せっかくのアクセントが部屋全体を暗くし、居心地の悪さを感じさせる原因になることもあるので、注意しておきましょう。
④チープな印象になってしまった
ロス自体のデザイン選びや、部屋全体のコーディネートバランスが良くない時に起こりがちなのが、空間のチープな印象です。
あまりにも派手すぎるデザインや色を選ぶと、インテリアに全体的な統一感が出しにくく、部屋全体がちぐはぐに見えることに。アクセントクロスが、むしろチープな印象を与える原因になります。
クロス単体で見た時の魅力だけでなく、部屋全体のデザインとしてどのように溶け込むかを考えながら選ぶことをおすすめします。
⑤思っていた色と違った
アクセントクロスは、画像や小さなサンプルを頼りに決めてしまうことがほとんどのため、「思っていた色と違った」という失敗は多いです。色はサイズが小さいとハッキリとする傾向があります。
サンプルで見た時は際立っていても、実際に壁一面に貼ったときには、意外と存在感が得られないことは少なくありません。反対に、サンプルでは落ち着いて見えたダークカラーが、大きな壁面に貼ると重く感じられるケースも。
照明や自然光の具合でも色の見え方が変わってくるため、異なる時間帯や照明環境でチェックしてみるのも必要です。
失敗しないコツ5選

①床や家具の色に合わせる
アクセントクロスを選ぶ際は、まず、床や家具の色に合わせましょう。
アクセントクロスだけに注目して色を決めると、部屋の中でその部分だけが浮いてしまい、統一感のないごちゃっとした印象を与える原因に。床や家具の色に合わせることはもちろん、意外と存在感のあるカーテンの色味も意識できると、まとまった印象に仕上がるでしょう。
新築の場合はクロスの色を決めるのと家具の購入タイミングが前後する場合もあるので、全体的な色のイメージだけでもしっかり掴んでおく必要があります。
②部屋の目的に合わせて色味を選ぶ
リビングを広く見せたい場合は、「後退色」と呼ばれる寒色系の色味を奥側の壁に取り入れることで奥行きを強調できます。
寝室には気持ちを落ち着かせるダークカラーやブルー系が、トイレには清潔感のある明るいカラーやフレッシュな植物柄がおすすめです。
パントリーには、毎日の家事をちょっとした楽しみに変えてくれる、可愛らしい総柄を選んでみてはいかがでしょうか?
③長期間使用することを踏まえて選ぶ
アクセントクロスは、頻繁に貼り替えるものではないため、長期間使用することを前提に選びましょう。特に、トレンドの色や柄は、年月が経つにつれて「時代遅れ」といった印象を抱きかねません。
1~2年で飽きてしまうことがないよう、インテリアをはじめ、ご自身の好みやトレンドとのバランスを考慮して選ぶことがポイントです。
④配色のバランスをみる
ポイントは、空間ごとのアクセントカラーの比率を3割に押さえることです。壁が4面ある場合は1面のクロスだけを変えるなど、異なる色を多用しないよう注意しましょう。
色が増えるほどメインカラーが目立たなくなると同時に、アクセントカラーの魅力が薄れてしまいます。
部屋の広さや家具との調和を考慮しつつ、配色バランスにも目を向けてみてください。
⑤大きなサンプルや実物で確認する
アクセントクロスのサンプルは可能な限り大きなサイズか、実物を確認して選びましょう。
前述したように、色は面積が小さいほど濃く見える傾向があります。サンプルのサイズが小さければ、その分、完成後のイメージとのギャップも大きくなりがちです。
そのため、サンプルを確認する際は、できるだけ大きいものを参考にしましょう。
または、ショールームで実際の色味を確認するのもおすすめです。壁に貼られた実物を見たり、気になる点を担当者に直接聞いたりして、アクセントクロスのイメージを固めていきましょう。
まとめ
アクセントクロスを取り入れると部屋をおしゃれに見せてくれるものの、無難な色を選んでしまったり飽きてしまったりと、色の選択は簡単ではありません。アクセントクロスをおしゃれに取り入れた施工実例も参考にしながら、クロスを貼る部分や色のイメージを掴んでみてくださいね。
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