こんにちは、ソライエの佐伯です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
皆さんは、家づくりの間取りやデザインを考えるときに、まず何を想像しますか?家事動線や設備機器のデザイン・グレード、窓の配置などからイメージする方が多いはずです。
しかし、居心地の良い快適な家は、それらの要素だけでは実現できません。ここで忘れてはいけないのが『照明計画』です。
照明は住宅の雰囲気やインテリアの美しさを引き立てるだけでなく、住み心地にも大きく影響を与えます。
そこで今回は、『照明計画』の照明の種類や、失敗しないためのポイントを紹介します!
照明計画とは?
照明計画とは、空間の目的や用途に合わせて「適度な照度(明るさ)」と「色温度(光の色)」「光の拡散(広がり方)」をプランニングすることを指します。
いくら空間構成などの平面計画がよかったり、インテリアデザインが秀逸だったとしても、子の照明計画があっていなければ、空間の雰囲気は台無しになってしまいます。単に明るい照明を設置するだけではなく、光の質や配置、デザインを工夫し、空間全体の雰囲気をシンプルかつ洗練されたものにすることです。
照明の種類
照明器具の種類別に、特徴をつかんでおくと目的に応じて適切な照明を選ぶことができます。それぞれの照明の特徴を理解し、理想的な住空間をつくりあげましょう!
シーリングライト
天井に直接設置する対応の照明です。高い位置から空間を照らすので、部屋全体を均等に明るくしやすいこと、引っ掛けシーリング位置があればワンタッチで取り付け・取り外しが可能な手軽さから。多くの住宅で採用されています。
リモコン操作で調光や調色ができる商品が増えているほか、空気を循環させるためのファンと照明が一体化したタイプやスピーカーを内蔵したタイプなど、その種類は多岐にわたります。
ダウンライト
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明のため、見た目がスッキリしており、モダンでシンプルな内装にぴったりです。特にリビングやキッチンなど、天井が高い場所や広い空間での使用に向いています。
ダウンライトは光の方向を固定できるため、特定の場所を強調したり、作業スペースを明るく照らしたりするのに役立ちます。また、複数のダウンライトをバランス良く配置することで、インテリア全体を美しく照らすことも可能です。照らしたいエリアや光の広がり具合を考慮し、適切な明るさと角度調整ができる製品を選ぶとよいでしょう。
間接照明
間接照明は、壁や天井に反射させて柔らかな光をつくりだす照明方法です。間接照明を活用すると、空間全体が優しく包まれたような雰囲気になり、落ち着いた空間を演出できます。特にリビングや寝室など、くつろぎたいスペースでの使用に最適です。
間接照明は、設置場所によっても効果が大きく変わります。たとえば、壁の上部に設置すると部屋全体が明るく、天井に設置すると高さが強調され広がり感が増します。また、LEDテープライトを使って家具の裏や階段など見えない場所に設置することで、おしゃれな演出が可能です。
ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプの照明器具で、ダイニングテーブル上部などによく設置されます。ダクトレールとセットで設置すれば、テーブルの向きを変えた時なども合わせて位置を変更しやすく便利です。
スポットライト
特定の場所を週的に照らすための照明です。壁に飾った絵画やオブジェなどを照らすことでディスプレイを引き立てたり、アクセント壁を照らして素材の質感や凹凸を強調したりと、空間に表情を与えることができます。ライトの角度や向きを変え、特定の場所をピンポイントで照らし、コントラストがきいた空間を演出できる照明です。
ブラケットライト
壁面に設置する照明です。室内だけでなく玄関灯としても人気があります、柔らかな陰影をもたらし奥行きを感じさせるなど、雰囲気がある空間をつくりあげたいときはもちろん、置き型のスタンドライトを設置するスペースがない場合にも有効です。
場所ごとに適した照明
部屋ごとに照明を選ぶ際は、機能性、スタイル、配置などさまざまな要素を考えなければなりません。各部屋ごとの過ごし方を考えると適切な照明を選びやすくなります。
リビング
リビングは家族団らんや来客時などさまざまな用途で使われる場所です。
来店の際は明るく、家族団らんの時間はリラックスできる照明環境にできるように調光できる照明がおすすめです。
インテリアデザインに合わせた照明にしたり、テイストに合わせた照明を取り入れたりと、工夫することで心地よい空間を演出できます。また、昼と夜と異なる雰囲気を演出できる照明計画もおすすめです。
ダイニング
ダイニングは、主に食事を楽しむ場所なので、料理を引き立てる照明が理想です。同時に暖かみのある雰囲気をつくり出す照明もあるとリラックスした空間で食事を楽しめます。
※料理を美しく見せるのに最適なペンダントライトや、ダイニングスペース全体を柔らかい光で包み込む間接照明を組み合わせることで、より落ち着きのある空間で食事を楽しめます。ダイニングでお子様が勉強するというご家庭は、明るい照明も検討されると◎。
寝室
寝室は、眠りを誘うあたたかみのある雰囲気を作り出す、電球色の照明がおすすめです。また、ベッドに横になったときに直接光が目に入らないダウンライトや間接照明を選ぶのも重要なポイントです。夜中に起きた時に危険がないようにフットライトをつけるのもいいでしょう。
子供部屋
子供部屋は。勉強や遊び、就寝までが一つの部屋で行われるため、安全性や機能性も考えて照明を選ぶことをおすすめします。
調光できるシーリングライトにすることで、昼夜問わず快適に過ごすことができます。昼間は明るい昼白色で勉強がしやすい空間を、夜は温かみのある電球色に切り替えて入眠しやすい環境をつくります。
まとめ
照明は家づくりにおいて快適さやデザイン性に大きな影響を与える要素のひとつです。お部屋での過ごし方や、テイストに合わせて照明を選ぶことで理想の住まいづくりにつながります。完成見学会に足を運んでいただき、光の明るさや色、雰囲気を体感するとより家づくりのイメージが膨らみますよ。
心地よくおしゃれな住まいにするために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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