こんにちは、ソライエの佐伯です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

新築での暖房器具はどのようなものを採用しますか?
現在では、エアコンを選ぶご家庭がほとんど。
高性能で冷暖房を行えるエアコンも多く、採用しやすい価格なのが人気の理由でしょう。

しかし、マイホームを居心地よくしたい!新居でゆったり落ち着いて暮らしい!と思っている方、『薪ストーブ』もおすすめです。

薪ストーブにはほかの暖房器具にはないような魅力がたくさんあります。

今回は、薪ストーブのメリット・デメリットを解説しますので、導入を考えている方はぜひチェックしてみてくださいね。

薪ストーブとは

薪ストーブは、薪をくべて燃やすことで部屋を暖めるストーブです。
薪が燃えている様子をガラス窓から眺めることができ、暖をとるツールとしてだけでなく揺らめく炎を見て癒されたい方にも人気があります。

部屋の中にストーブを置き、熱から床や壁を守るために周囲を炉台や炉壁で保護します。ストーブ本体は主に鋼板製または鋳鉄製でできています。
薪の燃焼によって出る煙を排出するため、煙突が屋根を貫通する形になっています。

薪ストーブを採用するメリット

❙デザイン性が高いため部屋がおしゃれに

薪ストーブは暖房器具の中でもデザイン性が高いです。
クラシックやモダンスタイルなどの薪ストーブがあり、部屋の内装に合ったデザインを選ぶことができます。
インテリアのような見た目なので、本体が露出していても空間に馴染みやすくおしゃれです。

❙火を活用して料理ができる

薪ストーブは薪を燃やして部屋を暖めるため。使っている間は炎ができます。
その日を利用して料理をすることが可能です。
薪ストーブの上にスープやカレーなどを置いておけば、温められたり煮たりすることができます。

また、薪ストーブ内に入れておけばピザや焼き芋づくりも簡単です。
リビングでゆったりと温まりながら、優雅に料理を楽しむ生活を送ってみてはいかがでしょうか。

❙電気ガスを使わない

薪ストーブは電気やガスのエネルギーを使用しないため、光熱費を抑えることができます。
輻射熱が部屋中に広がっていくため、ドアを開けておけば各部屋の暖房も不要です。また、災害時に停電が起きた際にも、電気が不要な薪ストーブなら使い続けることができます。

部屋を暖めるのはもちろん、部屋の明かり代わりにでき、料理も作ることができるのです。
薪ストーブは災害時に有効活用できる素晴らしい暖房器具でしょう

❙炎を見ることでリラックスする

炎をボーっと眺めていると、心が落ち着くという経験をしたことはないでしょうか?

揺らいでいる火を見ることで心が落ち着いたり、集中力が高まったりすることは海外の研究でも結果が出ています。
マイホームではゆっくりくつろぎたいと思う方が多いですよね。薪ストーブを採用すれば、心穏やかな冬の時間を過ごせるでしょう。

薪ストーブを採用するデメリット

❙初期費用が掛かる

薪ストーブはほかの暖房器具と比べて初期費用が掛かります。

本体のほかに煙突が必要になり、それらを取り付ける施工費も必要です。
また、入居後すぐに使いたいなら薪の購入もしなければなりません。

製品によって価格は変動しますが、100~200万円弱の初期費用が掛かります。
全館空調システムと同じくらいの価格帯です。
薪ストーブを検討する際は、あらかじめ資金計画に予算を追加しておきましょう。

❙暖まるまでに時間がかかる

薪ストーブは、輻射熱によって徐々に部屋を暖め、急速に暖かい部屋にすることはできません。

温水式の床暖房なども暖まるまでに時間がかかりますが、電化製品なのでタイマー設定を行うことができます。

対して、薪ストーブは手動でしか火をつけることができないため、朝や帰宅後に自分でつけるしか方法がないです。

共働きなどで家にいる時間が非常に短い家庭は、薪ストーブに不憫さを感じる可能性があります。

生活スタイルを考えながら、どのような暖房器具があっているのか考えましょう。

❙薪の調達や保管場所が必須

薪ストーブは電気やガスなどのエネルギーを使わない代わりに、多くの薪を使います。
薪を無料で調達するルートがある場合はコスパがよい暖房器具ですが、ホームセンターなどで購入する場合は光熱費よりも高くなるケースも少なくありません。

結果的にランニングコストが多くかかることもありますので、事前にシミュレーションすることをおすすめします。

また、薪を保管する場所も必要です。

土地が広ければ問題ありませんが、狭小地では薪を置いたら庭がつくれないなどの問題が発生します。薪ストーブを採用する際は、外交計画も早めに行って薪の保管場所を確保しましょう。

❙薪割りやメンテナンスに手間がかかる

薪ストーブは、使用するのに手間がかかります。
なぜなら、薪割りが必須になるため、時間と体力が削られるからです。

普段から体を動かしていない方にとっては、苦痛な作業になるかもしれません。
薪割りすら楽しめるような、ゆとりある暮らしを送れるなら薪ストーブの採用をおすすめします。

また、薪ストーブはメンテナンスにも手間がかかります。
日常的はお手入れは本体の汚れを拭く程度ですが、灰がたまったときには取り出さなければなりません。

灰は舞いやすいため、ストーブや周辺に灰が落ちて真っ白になってしまうこともあります。

また、オフシーズンにはストーブ本体と煙突の掃除が必要です。
煙突の掃除は専門業者に頼むことも多いため、メンテナンス費用も掛かります。

❙冷房のために別の器具も用意する必要がある

薪ストーブは暖房専用の設備なので、夏場は別の冷房器具を用意しなければいけません。

初期費用がかかる薪ストーブに加え、エアコンなども購入しなければならないため、大きな費用が掛かります。

導入費用を抑えたい方には薪ストーブはおすすめしません。

❙近隣トラブルにつながることも

薪ストーブは煙突から煙が出るため、近隣からクレームをもらう可能性もあります。

煙が周囲の家にいってしまうことや、煙のにおいが気になるなどの苦情内容です。

せっかく薪ストーブを採用しても近隣トラブルが起こったら使いにくくなってしまいますよね。

ただし、しっかり施工された薪ストーブは正しい方法で使っていれば、多くの煙が出ることはありません。
また、針葉樹よりも広葉樹の薪を使った方煙が出にくく臭いも気にならないです。

近隣への配慮も忘れずに、薪ストーブを取り入れた暮らしを実現しましょう!

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